小林麻央も発症若年性乳がんの余命・生存率・予後は?原因や症状の特徴とは

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乳がんは女性がかかる「がん」の中で一番割合が多く、その数は1980年の約3倍となっているほど。乳がんの中でも35歳未満で発症したものを「若年性乳がん」といいます。

芸能人でも、市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんが発症しました。発覚当初は32歳ということで、若年性乳がんに当てはまります。

※小林麻央さんの場合はさらに「進行性乳がん」といわれており、進行性について下記の記事で詳しく書いています。

進行性乳がん余命生存率!手術できない原因はステージ末期?

乳がんといわれると、中高年に多い病気ですが、最近では若年層にも増加傾向にあります。

35歳未満といえば、まだ結婚や出産をしていない人だって多い時代です。乳がんを発症してしまったら、余命はどれくらいなのか、結婚できるか、手術したらバストは?など中高年に比べ、精神的ダメージも大きいですよね。

ここでは、若年性乳がんの原因、生存率や余命、予後、早期発見するための方法などについて学んでいきましょう。

なんで若年性乳がんが増えているの?原因は?

乳がんの発症率はここ30年程で急激に上がってきています。

原因としては、食生活の欧米化や、家族遺伝などがありますが、若年層に増えている原因は、初潮が早い事や妊娠経験がない事や高齢出産の増加なども関係しています。

生活習慣の変化

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食生活の欧米化、アルコールの大量摂取などで栄養バランスが崩れたり、ストレスにより免疫力が低下すると「がん」にかかりやすくなります。

 

遺伝

乳がんや卵巣がんなどを発症した人が3親等以内の血縁者にいる場合、乳がん発症のリスクが高くなります。ただし、「がん」を発症しやすい遺伝子を持っているからといって、必ず発症する訳ではありません。

 

女性ホルモンの影響

乳がんの発症には女性ホルモンである、エストロゲンの影響が大きいといわれています。

女性の社会進出やライフスタイルの変化により、初産が遅くなったり、妊娠・授乳歴がないことが、長期間乳腺がエストロゲンの影響を受けることにつながっています。妊娠・授乳をしている期間はエストロゲンの分泌が下がるため、乳がんの発症のリスクが下がります。

 

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若年性乳がんの予後・生存率

若年性乳がんは、普通の乳がんよりも予後が良くない傾向にあります。つまり5年後10年後の生存率(余命)も下がるのです。若年性乳がんの予後が悪い原因もお伝えします。

 

・乳がんが発見した時には「がん」が進行していた。

中高年に比べ、若い人の間で乳がん検診を定期的に受ける人の割合が少ないため、セルフチェックでしこりを発見し、乳がんが発覚する割合が多いです。つまり、しこりが自分で確認できる位の大きさにならないと発見できていないため、ある程度進行してしまっている状態から治療を開始するので、生存率が悪くなるようです。

 

・自覚症状が出にくい

普通の乳がんの場合、乳房の皮膚に異常がみられる事があります。しかし、若年性乳がんの場合その症状が出ない事が多いため、発見が遅れるようです。

 

・進行が早い

乳がんに限ったことではないですが、「がん」は細胞ですから、細胞分裂の盛んな若い人ほど進行が早いです。そのため、普通の乳がんよりも余命が短くなります。

 

乳がんは早期発見することが重要

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若年性の乳がんは進行が早いですが、早期発見できれば、十分に完治ができる病気です。日常的にセルフチェックをして、20代から定期的に健診を受けることをオススメします。

 

乳がん検診

自治体などの検診は40歳以降のところがほとんどなので、自分で検診のできる病院を探しましょう。20代でから少なくても2年に1度は病院での検診をオススメします。検診の費用は、マンモグラフィは5,000円程、超音波検査は4,000円程でできるうようです。(検査費の他に初診料などもかかります)ピンクリボン、乳房健康研究会のHPで乳がん検診のできる病院が検索できるので、参考にしてみてください。

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出典:https://breastcare.jp/search_shisetsu/list.php

セルフチェック

乳がんの初期症状にしこりがあります。触診によるセルフチェックは、乳がんの早期発見に有効です。

・セルフチェックのやり方

①鏡の前で体の力を抜き、乳房の皮膚に引きつけや凹みなどがないか見ます。乳首にも凹みやただれがないか見ます。

 

②腕を上げた状態で①と同様、乳房や乳首の状態を見ます。

 

③仰向けに寝た状態で、指の腹で乳房、乳首、脇の下にしこりがないか確認します。

 

・チェックするのに最適な時期は?

生理前や生理中はホルモンの影響で胸が張ったり痛みがでることがあるので、セルフチェックをするのは生理後4日~1週間くらいが良いでしょう。

 

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最後に

若年性乳がんの進行は早いという話をしましたが、ステージ0~Ⅰの内に発見すれば、手術することにより10年後の生存率は90%とかなり高い確率で完治が見込めます。生存率アップ、余命の延長には早期発見が重要になってきます。

しかし、2~30代の女性の乳がん検診への意識はまだまだ低いです。自治体の検診などの対象年齢が下がってくれると良いのですが、それも実現するか分かりません。

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あなたのバストを守るために、乳がん対する意識を高く持ち、積極的に乳がん検診を受けましょう!

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