IOCオリンピックチャンネル担当者の記者会見で「世界で視聴者に最も人気のあるアスリートはフィギュアスケートの羽生選手だ」という発言があった。これに関して共同通信社と時事通信が記事を出したが、共同では会見で一切出ていない「宇野昌磨選手」の名前が入れ込まれており、時事との差が浮き彫りになった。
IOCオリンピックチャンネル担当者の記者会見
「世界で視聴者に最も人気のあるアスリートはフィギュアスケートの羽生選手だ」
「日本だけじゃなく世界的な広がりがある」「世界女王ザギトワもすごい」
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IOCのプレカンより、羽生さん部分のみ抜粋して和訳(21:43~22:45)朝日新聞・稲垣記者の日本の視聴者に最も人気なスポーツはとの問いに対して、日本における視聴数の爆発的増加が見られることの説明が続いた後、
“皆様に申し上げられるのは、羽生選手がオリンピックチャンネルの最大の https://t.co/NmZH2AFLkA— ミッツ☆mits (@bty_bst_phtm) 2019年3月28日
共同通信社の記事
文末に「宇野昌磨選手」の名前をねじ込み宣伝。
フィギュア羽生が「最も人気」五輪チャンネルの視聴者に
2019/3/28 23:37
>【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)の専門テレビ「五輪チャンネル」の担当責任者は28日、世界で最も視聴者に人気がある選手はフィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生選手(ANA)だと明らかにした。
同担当者は「日本だけでなく世界的に注目を集めている」として、影響力の大きさを強調した。
>IOCは五輪改革の目玉として2016年に五輪チャンネルを創設。近年は羽生や宇野昌磨選手(トヨタ自動車)を特集するなど日本やアジアを重視する戦略を取っている。
時事通信社の記事
こちらは一切宇野昌磨選手の名前は出していない。
羽生が「最大のスター」=五輪チャンネル担当者-IOC
3/29(金) 0:46配信
>【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)が運営するインターネット向け動画配信サービス「五輪チャンネル」の担当責任者は28日、最も人気のあるコンテンツとして、フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪で連覇を果たした羽生選手(ANA)を挙げた。IOC理事会後の記者会見で、「彼は最大のスター。日本に限らず、世界中のどこでも同じだ」と述べた。
>IOCは16年に五輪チャンネルの運営を開始。日本は米国に次いで世界で2番目に利用度が高く、フィギュアスケートは突出した人気があるという。
世界選手権前の記者会見では、記者からの質問が羽生に集中し宇野に質問が来ないことで本人は不貞腐れていた様子だったが、唯一宇野に質問したのが「共同通信社」と、超悪質ライターで有名な日経の原真子だけだった。
宇野昌磨選手2019世選記者会見酷い言動と悪質記者原真子の擁護ツイ
その「共同」がワールド後の羽生の称賛記事に無関係な宇野の名前をねじ込み、原真子は会見直後に宇野の発言の擁護ツイ
どちらも課せられた”任務”を果たしているようだ。
羽生はワールドで銀メダルだったが、開催国日本男女含めて唯一の台乗りとなった。
羽生と宇野の点差は30点、ネイサンと宇野との点差は去年と同じく50点。そのことはまったく報道されず、ガセブンがこのようなタイトルで記事を出した。「羽生選手、なぜ大差で敗北したのか 採点の謎を追う」
謎
ガセブン記事
羽生選手、なぜ大差で敗北したのか 採点の謎を追う
3/28(木) 11:00配信 NEWS ポストセブン
女性セブン2019年4月11日号
>表彰式後の会見で羽生は終始苦笑いを浮かべていた。
>「納得のいく採点ではなかったかもしれません。完璧に近い演技をして、20点以上も差がついたことに疑問を感じた関係者は少なからずいましたから」(スポーツ紙記者)
> その理由について、元フィギュアスケート選手の渡部絵美さんが話す。
>「羽生選手の4回転サルコウには回転不足と着氷ミスがありました。それにジャンプの種類もチェン選手とは“差”があったのです」
※渡部絵美といえば捏造羽生下げ宇野上げ記事で有名になった人物。炎上芸人あいきけんたのパブにも出入りしている。
> フィギュアの点数は大まかにいえば「技術点」と「演技構成点」の2種類。ジャンプやステップなどが前者で、表現力といわれるものが後者となる。両者は公平にポイントが割り当てられているわけではない。
> 羽生は今大会、自らが史上初めて成功させた4回転ループなど3種類の4回転を入れ、プログラムを構成していた。
>「羽生選手にとって現在のベストを選択していましたが、これでは完璧な演技をしても、点数が高い4回転ルッツなどを組んでいたチェン選手には勝てなかった可能性が高い」(前出・スポーツライター)
> フィギュアは今、4回転ジャンプの難易度を競う時代に入っている。この矛盾にイタリアのスポーツメディア『OAスポーツ』の解説者は苦言を呈している。
> 《ユヅルのプログラムは、チェンと比べるとかなり豊かで豪華だ。チェンも細やかな点を向上させてはいるが、実際の演技を見ると差がわかるだろう。(中略)
> プログラムの演技構成点は、4回転の本数に比例して加点されていくべきではない。それは演技構成点の意義を否定するものだし、技術的な難易度だけで評価してしまうことになる》
>羽生は試合後、4回転ルッツをプログラムに戻すことと、4回転アクセルやフリップにも挑戦したいと話した。これまで凄まじい執念で栄光を勝ち取ってきた羽生の闘志に、再び火がついたようだ。
渡部と自称スポーツライターなる人物のコメントのあとに突如マッシミリアーノさんの会話を入れているが、前後の文章とも繋がっておらず適当に差し込んだのが丸わかり。フィギュア知識ない悪質ライターがネットからの寄せ集めで書いた記事の質の低さといったらもう。渡部のコメントも悪目立ちしている。
羽生はこれまでも銀メダルでも「惨敗」といった報道をされていたが、今回のワールドでも日本人唯一の表彰台で銀メダルを獲っても「大差で敗北」とまでタイトルをつけられる。
一方、ネイサンと50点差、羽生と30点差の宇野の試合結果は報じられない、他選手の称賛記事に名前をねじ込む、こんなやり方で人気出ると思っているのが不思議だ。