2018年の世界選手権はショートプログラムが終わった時点でマッシミリアーノが最悪な大会と言っていたが、まさかフリーもそうなるとはな・・・。今回は羽生ハビが不在で金メダル獲得のまたとないチャンスというプレッシャーからなのか、最終グループに突入した途端に稀に見る自爆大会になってしまった。ワールドでここまでの自爆大会は記憶にない。
最終順位の金銀はやっぱりといった感じで・・・コリャダが3位に。
各国ジャッジと結果
SPにいた日本中国ウズベキスタンロシアジャッジが抜け、フリーではラトビア台湾フランスアメリカジャッジがIN。ラトビア・フランス・アメリカは平昌でも好き放題やっていた国。
1 Ms. Agita ABELE ラトビア
2 Ms. Tarja RISTANEN フィンランド
3 Mr. Eddy WU 台湾
4 Ms. Susan BLATZ カナダ
5 Mr. Peter RANKIN オーストラリア
6 Ms. Veronique VERRUE フランス
7 Ms. Anna KANTOR イスラエル
8 Ms. Anna SIEROCKA ポーランド
9 Ms. Wendy ENZMANN アメリカ
ネイサン・・・台湾228、オーストラリア226、盛りすぎ。フランスも223。アメリカは平昌でやりすぎたのもあってか220だが、これだけの国が揃えば一気に平均が上がるわけで。
宇野選手・・・台湾183、フィンランド186。取られるべき回転不足を見逃されているので各国の点数比較なんてものももはや無意味な気がする。
ネイサン・宇野昌磨選手 プロトコル
SPでも採点が疑問視されていた2人のプロトコル。ネイサンの繋ぎなしプロにPCS9点台がずらり、宇野選手は3回転倒のグダった演技にPCS88。
両者ともGOEもPCSも酷すぎて呆れ果てた。
宇野選手の冒頭の4Loは完全に回転不足だけど、平昌とまったく同じく見逃された。そしてこの見逃しでまたもや順位が変わるという採点だった。
ライアン解説「4Lo、オリンピックと同様のミス。回転全く足りなそう」→回転不足取られず
謎
前の選手達の転倒が相次いでほんとに酷い流れの中、ネイサンは最終滑走で見事に6クワド成功させた。だけどネイサンは着氷が流れないので綺麗じゃない。あれだけジャンプを詰め込めば質より量だから仕方ないのかもしれないが。
また、助走→ジャンプ→助走→ジャンプ→助走→ジャンプでPCS91.84は高すぎる。五輪ではPCS87点台だったがそれも高いけど。
繋ぎを増やすのははっきり言ってかなり難しいと思う。今もジャンプの前に技を組み込むこともできてないから、ジャンプの前後に繋ぎを入れたら同じように跳べるかわからないし大崩れの可能性もある。
でも現状繋ぎなしで高PCSもらえてるし入れる予定ないのかもしれないな。ジャンプ特化型になってしまって残念だ。
あの流れの中しっかりまとめたらガッツリ点を出したい気持ちもわかるけど、着氷が詰まってても4回転なら関係なしで繋ぎが全然無くてもPCSを当たり前に出すようなジャッジは大問題。質の高いジャンプを跳べる選手がいないからとか、他選手が自爆の中で1人だけまとめたからとか、自国贔屓やら、そんな理由でジャンプの加点を大盤振る舞いするなんて採点システムの崩壊でしかない。
最終グループは滑って→(長い助走)→構えて→ジャンプの繰り返し。着氷が汚い高難度ジャンプも目立った。
ジャンプを跳んで点が出るのはルール内なのはわかってるけど繋ぎやステップ無しでもジャッジが評価してるのがもうね。
ずーっと待ち構えてジャンプ跳んでの繰り返しで曲の世界観なんてものは関係なくなってしまってる。
そもそも、グダった選手のPCSもGOEも甘すぎる。
3回転倒の宇野選手になぜPCS88も出てるんだ?薄い繋ぎの両足漕ぎにこれまでも不当に高いPCSが出てるけど、グダっても88も出してるのには疑問しかない。
だからコケずにまとめたネイサンにはPCS91は出さざるを得なくなる。ほんとにもう採点の意味を成さない競技に成り下がった。
スケートの採点はエッジで氷にどう図形を描くか、その正確さと難しさを競う。
下半身がきちんと規定に沿った動きが出来ているかどうかがまず大前提で、その上で上半身となる。要するに上半身の動きなんてものは二の次。足元が一番大事なんだよ。
だから下手な選手や体力の持たない選手ほどいつまでも両足滑走ばかりだし、注意を下半身から逸らそうと上半身を大胆に派手に動かしてごまかそうとする。
今後、ジャンプが演技の中に流れるように溶け込み、ジャンプ前の跳ぶぞ跳ぶぞ感がなく、繋ぎモリモリで、質の高いジャンプを跳ぶ選手は出てくるだろうか。