2017年のGPSスケカナが終わりましたが、男女ともに回転不足やエラーがガッツリ取られ、非常に厳しい採点だったと感じます。ところがただ1人だけ他選手とは完全に別基準で採点されていたとしか思えない選手がいました。
おかしなジャンプになぜか加点たっぷりで海外のスケオタが検証動画を作るほど問題になっている宇野昌磨選手。スケカナSPでも爆上げ採点でしたがフリーも当然ながらありえない採点です。
スケートカナダ2017 宇野昌磨選手 結果
Shoma Uno JPN
TES 106.32, PCS 91.16, FS 197.48, TOTAL 301.10 into 1sthttps://t.co/dP6zJpanya #SCI17— Jackie Wong (@rockerskating) 2017年10月29日
Shoma Uno JPN: 4Lo, 3Lo(turn), 3A, 4F(ur?step), 4T(hand,step), 4T2T, 3A1/2Lo3F, 3S3T – messy in partshttps://t.co/dP6zJpanya #SCI17
— Jackie Wong (@rockerskating) 2017年10月29日
プロトコル
出典:http://www.isuresults.com/results/season1718/gpcan2017/gpcan2017_Men_FS_Scores.pdf
SPに関してはこちら
宇野昌磨選手スケカナ2017SPプロトコル&ジャンプ動画まとめ
ジャンプ動画&GOE(加点)
回転不足が取られたのは転倒した4Tのみ。しかも転倒したのにディダクションつかず。他選手なら完全に転倒扱いされるだろう。アジア大会での両足着氷の加点に続き転倒4Tにdedがつかないという謎採点。 dedを取ると300点超えができなくなるからといった意見はあながち間違いではないと思う。
■4Lo
判定:+2.14(3 3 2 2 2 2 2 2 2)
■3Lo
判定:-0.50(-2 0 -1 -1 -1 -1 0 0 -1)
■3A
判定:+2.00(2 3 1 2 2 2 2 3 1)
■4F
判定:-2.33(-2 -2 -2 -1 -2 -2 -1 -2 -2)
■4T
判定:< -4.00(-3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3)
■4T+2T
判定:+0.71(1 1 0 1 1 0 2 0 1)
■3A+1Lo+3F
判定:+2.00(2 2 1 2 2 2 2 2 3)
■3S+3T
判定:+0.80(1 1 1 1 2 1 2 1 1)
★動画作成者さま、ありがとうございましたm(_ _)m
■あるスケオタの見解
4Loは270度氷上で回ってるのでは? 3Loと3Aは氷上半回転、4Fフルブレ氷上1回転(?)、4T同じ、4T-2Tも同じ、3A-1Lo-3FもFフルブレ? 3S-3Tもセカンド2Tに見える
3Lo、3Lo(ot?、hand)、3A< 3F、3T(fall)、3T-2T、3A<-1Lo-3F*、3S-2T で 3連3Fはザヤでキックアウト
・・・・・もはやとても197点の内容ではないと思われる。
4Fの連続写真
この画像で高さも幅もないジャンプなのは一目瞭然。前向き踏み切りに完全に離氷前に半回転、離氷から数えたら空中で3回転しかしていない。3番目を見ると足がまだ氷についている。この4回転に見えないジャンプが4Fの基礎点をガッツリもらってさらに高い加点がつくという恐ろしさ。
宇野昌磨選手だけ”特別ルール”の採点
ジャンプの加点の要素
1.予想外の / 独創的な / 難しい入り
2.明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3.空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
4.高さおよび距離が十分
5.(四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
6.入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7.開始から終了まで無駄な力が全く無い
8.音楽構造に要素が合っている
それぞれのエレメンツに関して考慮すべき項目が定められており(ジャンプであれば、高さ距離が十分、入からでの流れが十分、など8つ)、 そのうち2つ満たせば GOE +1、4つ満たせば GOE +2、6つ以上満たせば GOE +3、となる。ただし、どの項目が満たされたかは公表されない。
よって加点2の為にはこれらのうち4つを満たさないといけないことになるが、宇野選手の場合はどれにも当てはまらない。他選手に比べてダントツにジャンプが低く、少なくとも幅高さ流れの要件は満たしていない。1人だけ「特別ルール」で採点されているとしか考えられない。
他選手みんな厳しい採点の中、ただ1人見逃し爆盛り採点の裏の背景
ロンバルディアから回転不足やエッジエラーの取り締まりが厳しくなり、これは宇野選手にも厳しくなるのではないかとスケオタに期待を持たせておきながら、いざ試合が始まってみると他選手には厳しくなった反面、一番取り締まらなければならない宇野選手に対しては相変わらず甘々採点という本当にがっかりする状況。
どうやら宇野選手のジャンプについては見逃しが決定されたように思う。あまりに不自然なプロトコルといい、演技に見合わない高いPCSと見逃し採点といい、おかしな動きが見受けられる。
もしやアメリカと日本が結託してその他の国のジャッジも巻き込んで事を進めているのではないか、ネイサンと宇野選手を押しに決定、羽生選手を追い詰めようと目論む動きをしているのではないか、そんなふうに考えている人もいる。
アメリカのマスコミも「宇野は羽生を負かすかも、優勝候補!」と煽りを始めているのが気持ち悪い。
ハビとボーヤンの扱いは2人がまだGPSに出ていないので不明だが、ボーヤンは昨季もワールド銅メダリストでありながらずっと低いPCSで、ミスするとガッツリ下げられていた。見逃しだらけの宇野選手と大違いだ。真っ黒な選手がいると他選手が本当に気の毒でたまらない。
謎
スケカナ表彰式 ガラガラの客席
上:2016年
下:2017年
Pチャンの台落ちの影響は大きいとは思うが、それにしてもあまりにこれはガラガラすぎる。スケカナ史上最も少ない観客の表彰式だったようだ。宇野選手1人だけ別基準の採点がされていたために批判の意もあるように思える。
スケカナの採点によって宇野選手のジャンプは今季も見逃しの傾向が見えてきたわけだが、こんな不可解な採点を続けていくことでますますスケオタの不信感を募らせるばかりなのにISUは何を考えているのだろうか。
そして、こんなに実力の数倍以上の採点をし続けてもらえている宇野選手の裏には一体なにがついているのだろうか。それはとても恐ろしいものであろうことは数々の情報から感じ取れる。