前回の記事ではジャパンオープンの宇野選手の演技と得点に乖離が生じていることをお伝えしましたが、今回は宇野選手とネイサン選手の両選手の4LoのGOEと動画を載せていますので、比べてみてください。
宇野昌磨選手とネイサン・チェン選手の4Lo動画とGOE比較
宇野昌磨選手
判定:+2.00 (2 1 2 2 1 2 2 3 3)
前回もお伝えしたがいつも通り回転不足だが+2の加点。満点をつけたジャッジが2人もいる異常な採点。これに対してネイサン選手は+0.86の加点だった。
ネイサン・チェン
判定:+0.86 (2 0 2 1 0 1 0 1 1)
ネイサン選手は完全に回りきって着氷している。
ネイサン選手と宇野選手の4LoのGOEの差は1.14もある。宇野選手の回転不足見逃しは毎回のことではあるが、見逃されるだけに留まらず加点されているのが解せない。他選手なら確実に刺されるジャンプを跳んでいるのだから。
4Sも宇野選手以外だったら確実にUR取られる両足着氷。それにジャンプの跳び分けもできていない。踏切の足の左右の違い以外全部同じ跳び方。コーチも本人も一般人を騙せればいいという考えなのだろうか。しかしジャッジがこれを容認しているのが異常事態だ。
空中で3.2回転しかしていないジャンプとしっかり4回転しているジャンプが同じ基礎点をもらっているだけでなく、GOEも変わらなかったり、むしろ高かったりすることが本当におかしい。なんのためのGOEなのか。
CS戦はロンバルディアだけが激甘採点で、あとのUS・オータム・フィン杯等はまともな採点。選手によっては初めてエッジエラーを取られたりするなど、今季の採点傾向が見えたような気がした。ロンバルディアだけがおかしな見逃し盛り採点だったため、悪目立ちしている。
JOも見逃し爆盛りの甘々大会なのはわかっていたが、さすがにここまでのあからさまな激甘採点は反感を買うばかり。非公式なのでいくらPBに残らないとはいっても、最低限の採点基準は守ってもらわないと。
こんな採点をGPSでもやったら各国のスケオタは黙っていないだろう。