前回は、先日行われたプランタン杯の宇野選手に関する異常な捏造記事についてまとめましたが、今回は、宇野選手のプランタンでの採点や直前に半数以上の選手のWD(棄権)等、おかしな事柄について掘り下げていきたいと思います。
クープ・ド・プランタンでのさまざまな疑惑
宇野選手はなぜプランタン杯に出たのか?
先月4CCやアジア大会が終わったばかりで、これから世界選手権を控えているこの時期に、B級大会であるプランタン杯に出るトップ選手はめったにいません。
B級大会は、グランプリファイナルに出場するような選手が出ればほぼ優勝します。B級の250~300点のポイントはNHK杯優勝で400点だから、B級にいくつか出た方が効率よくポイントが稼げます。
宇野選手がこの大事な時期にわざわざプランタン杯に出たのは、試合勘を失わないようにというのは表向きの目的で、実際は世界ランキングのポイントを稼ぎたかったからでしょう。
ところが・・・
12人エントリーのうち7人もWD
プランタン杯の当初のエントリーは以下のように12人。
ところが直前に7人もWD(棄権)で結局5人のみのエントリーとなりました。中堅の選手がみんな棄権して、実質宇野選手と無良選手の試合になってしまったのです。
彼らの欠場のタイミングは日本選手が現地で公式練習を始めたあたりでした。
7人も直前で棄権なんて、明らかに組織的なものを感じますね。ヨーロッパのスケート連盟のボイコットではないかと考えている人もいます。
もしも12人で行われていた場合、宇野選手の優勝で得られたポイントで、欧州選手権で優勝したハビエル・フェルナンデス選手を抜き、世界ランキング2位になるはずでした。
7人も棄権したことで世界ランキングのポイントが入らなくなり、世界選手権前に「世界ランク2位」で煽ろうとしたシナリオが崩れたわけです。
5人だけの大会で「300点越え」「歴代◯位(捏造)」煽り記事の数々
結果的に、12人エントリーのうち半分以上の7人が棄権という異常自体が起き、たった5人の試合で台乗り出来ないのが2人だけという大会で「300点超え」「SP歴代2位(捏造)」「総合歴代4位(捏造)」煽り記事が多数出るという、あきらかに不自然で気味が悪い状況です。
※以下はプランタン杯の捏造記事のオンパレードの記事まとめです。
宇野昌磨選手クープ・ド・プランタン2017捏造粉飾記事まとめ
「接待試合」疑惑
プランタンと宇野選手・日本のスケ連との繋がり
We are very happy to welcome Shoma Uno for “Coupe du Printemps – Luxembourg” ! https://t.co/cj64uLfGKd #CDP2017 pic.twitter.com/tylxGrYG8q
— Coupe du Printemps (@cdp2017) 2017年2月1日
大会後には「日本スケート連盟ありがとう!」と公式ツイ。日本スケ連になぜかお礼を言う。なぜか日本だけ名指し。
Thank you for this amazing #CDP2017, and thank you very much at Japan Federation !
— Coupe du Printemps (@cdp2017) 2017年3月12日
2017年プランタン杯では、看板に日本語で「フィギュアスケート大会」と記載
過去の大会では、看板に日本語はありませんでしたが、2017年は突然日本語表記が入っています。はっきりと日本語で「フィギュアスケート大会」と書かれていますね。
参考までに、2016年の看板です。
こちらは2015年。いずれも日本語表記はありませんでした。
疑惑の採点
宇野選手の採点は、アジア大会などでもあきらかにおかしな採点が目立ちますが、プランタン杯でもそんな疑惑の採点がされていました。
※アジア大会の不可解な採点についてはこちら
宇野昌磨選手アジア大会の採点不可解な疑惑|中国メディアから批判記事
宇野選手 プランタン杯SPプロトコル
■不可解な点
・つなぎが薄いのにTR(技と技のつなぎ、 ステップ)が高すぎる
・コネクティングがないのにマイナスが付いていない
・タッチフット取られず
・ルンバスピンに多すぎる加点
SPのジャッジ
J2=スイスが特に爆盛りしています。
宇野選手 プランタン杯フリープロトコル
■不可解な点
・4Loが刺さってない(回転不足が取られていない)実際はDGのはず
※ちゃんと刺さっているとプロトコルには、「4Lo<」 (UR=UnderRotatedの場合)または「4T<<」 (DG=DownGradedの場合)と表記されます。
・3連はURを取られていない
・1転倒、オーバーターンあり、両足着氷ありの演技にPCS93近く出ており、中にはcomposition(構成)で10.00を出しているジャッジ(J1)も
フリーのジャッジ
J1=ドイツ J2=スイスが特に爆盛りしています。ドイツは10.00を出していますね。
フリーの演技は日本時間で夜9時半頃でしたが、プロトコルが出たのは明け方でした。なかなかプロトコルが出なかったのは、点数を調整していたと考えている人も多いです。
まとめ
宇野選手に特に高い加点やPCSを付けているジャッジがドイツとスイス。そして棄権した選手はドイツ・スイス・ポーランド・フランス・ハンガリー等。
ここから何か見えてきそうですね・・・。
半数以上の選手が棄権したのは男子だけで、女子のほうは通常通り世界ランキングポイントが付きます。
大会の看板には日本語があり、プランタン公式ツイが日本スケ連に感謝発言という異常さ。
ヨーロッパのスケ連が宇野選手が世界ランキングでフェルナンデス選手の上に行くのを阻止したとしたなら、宇野陣営の姑息なやり方に相当立腹している可能性がありますね。
ほかの日本選手が巻き込まれないよう祈るばかりです。