平昌五輪直前に羽生選手の特集のNHKスペシャルが放送された。羽生ファンやスケオタが楽しみにしていたと思うが、内容はとても酷いものだった。私はフィギュアスケート関連をキーワード録画しているので確認してみたところ、評判通り酷かった。
羽生選手NHKスペシャルにUSMが絡む
この番組の仮タイトルは「史上最高難度の戦い(仮)」だったようだが、本放送では「連覇への苦闘」に変更。
最初から最後までネガティブな作りだといわれていたが、一応見てみようかと再生してみたらさっそく「若い世代が台頭」「羽生を脅かす存在が~」と始まった。この編集はGoingを思い起こさせる。
宇野選手の名前だけにつく年齢連呼と羽生超えのフレーズが出てきた時点で横入りが入った特集だと気づいた人もいたと思う。全体の構成も時系列もメチャクチャ。なんだあれ?あれほど酷い番組を五輪前に放送する意味はどこにあるんだ?言葉や映像の些細な選択の集まりが総じて酷く支離滅裂で何が言いたいのかわからない、ただただ悪意ある作りだ。
また、もはや誰の特集かと思うほどおかしな番組の作りと特定煽りワード満載。
・「羽生を脅かす」←Goingとかと同じUSMワード
・「宇野昌磨選手(20)」←宇野選手の名前だけにつく年齢連呼
・「世界選手権で世界2位の点数」←USMの捏造
・「羽生超え」←わかりやすいUSMワード
これだけのUSMワードが連発されているからUSMが絡んでいるのは間違いないね。
番組構成も悪意あるレベル。
・連覇を目指す姿を追うはずなのに世界最高得点を更新したオータムSP流さず失敗したFSだけ
とにかく番組の主張が高難度ジャンプを跳ぶ若手に脅かされている羽生という図式。高難度じゃないと勝てない扱いになってるので、4T4Sだけで112点を叩き出したオータムSPはUSMが絡んだ番組的には都合が悪いから流さない。
羽生選手は2種クワドだけで110点超えを3回も叩き出したが、高難度ジャンプを組み入れてもSP110や総合330点超えできた選手は他にいないということも絶対言わない。
・ロステレ映像もクワド2本で、4本のネイサンよりFSでは上だったのも無視
GPF2016で見逃し爆盛りされて「フリーでは羽生ゴエ!」って煽ってもらってた人がいたな。
・宇野選手が世界選手権で(見逃し爆盛りで)「世界2位の得点!(捏造)」だったことは流すが、羽生選手がフリーで世界最高得点を更新したことは一切触れず。
自分達に都合の悪いところは無視でネガティブな部分だけを並べ立てる。
・怪我のシーンをしつこく何度も流し、無音で落ち葉の映像を流す
悪意しか感じられない。
・ナレーション「宇野は羽生からジャンプの美しさを学んだ」
言ってるコメントもない上に実際跳んでるジャンプは美しさがないどころか紛い物ジャンプだが。
・宇野選手とネイサンの写真を映しながら「4回転ジャンプの数や美しさを磨いて追い上げる2人」というナレーション
宇野選手のジャンプに美しさなど欠片もない。ただただ正しいジャンプを跳んでくれとしか思わない。もはやツッコミしかない。美しいジャンプなのだと洗脳させようという必死感が伝わってくる。
・宇野選手がデカイ肉を食べるシーンを長々流す
これ何の意味が?
他の選手、特に宇野選手の密着シーンも長すぎて驚いた。それも昔の映像とかもだしてきて何がしたいのかわけわからん。結局やりたいのは宇野選手の宣伝だろう。戦績から言うとネイサンも無視できないので出しておこうって感じか。こんな内容なら「金メダルを目指す羽生、宇野、チェン」とかの番組タイトルにしておけばいいのにな。
NHKとUSM絡みもほんと気持ち悪いね。
「若手が台頭」「羽生を脅かす存在」として宇野選手とネイサンだけがクローズアップされ、それなのに相変わらずボーヤン丸無視でハビも一切出てこず、宇野選手とネイサンだけがライバルみたいな作り。
これ羽生アンチが喜ぶような内容だよな。アスリートに対してこんなに失礼な番組作りをした奴は誰だ?
同じ日にスノボの平野歩夢選手のクロ現が放送されていたが、平野選手も怪我からの復帰ということだが温かい番組の作りだった。
フィギュアはUSMワードだらけの悪意ある作り。USMが絡んできて自分達のいいように乗っ取ったと感じる。
ところでNumberのサイトで羽生選手の名言として公開されていたが。
「僕はもっと上手くなりたくて、それには誰かを超えれば良いというようなゴールがない。だから今僕が追いかけているのは、選手でもなく、人でもなく、モノでもない。僕が目指すのは自分。誰かを目指すのではなく、僕が上手くなりたいという気持ちで燃えています。」
USMや中京大教授らによる数々の悪行が馬鹿に思える発言だね。