宇野昌磨選手のジャンプ技術指摘|トップ6選手の検証ブログ紹介

今回は、大変わかりやすい海外のスケオタの検証ブログのご紹介です。これまでも海外スケオタ作成の動画もいくつかお伝えしてきましたが、今回のブログでは上位6選手のジャンプのテイクオフについて検証されています。

各選手のジャンプの特徴、問題点、癖などが踏切の動画とともに書かれおり、非常に興味深い内容となっています。

ジャンプ徹底検証 海外スケオタブログ

以下が海外スケオタのブログで、トップ6選手のジャンプの踏切だけをエッジやトゥの使い方などから徹底的に検証しているもの。足元の映像が比較されていてわかりやすい。

The Takeoff: Toe Jumps
Since this post of mine went over quite well (it’s a giant wall of text and yet I got 800+ notes on it so you’ll excuse me for deeming it an unqualified success...

 

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宇野昌磨選手のジャンプ技術の指摘内容:クワド別

要約
羽生は技術的にどのジャンプも群を抜いて優れている。
ネイサン、ボーヤンがそれに続き、 パトリックはフリップルッツでエッジに難あり。
ハビはどのジャンプもプレロテフルブレ気味でエッジに難あり。
宇野はすべてのジャンプに問題がある。

トップ6選手のうち、全てのジャンプの欠陥を指摘されていたのが宇野選手。

・トゥではない
・DGされるべき
・プレロテ
・フリップと言えない 等

もはや、宇野選手のジャンプの欠陥は世界のスケオタ共通の認識になっているようだ。毎度毎度同じような指摘が山のように積もっているのにいつまで見逃され続けるのか。

以下、原文と訳に加えて検証動画を引用させていただきました。

 

トゥループについて

※動画は左から順番に、羽生、ハビ、宇野、ボーヤン、ネイサン、Pチャン

Without further ado, let’s look at their toe loops:

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For Javier and Shoma, the beginning of the pick itself is already sideways.
ハビとショウマでは、ピック動作自体の始まりが既に横向きです。

When you start from that position,
it is the most natural thing to do to keep pivoting on the ball of your foot
for an additional measure before leaving the ice,
あなたがその体勢からスタートすると考えたときに、離氷前に追加処置として母趾球を使った
回転運動をキープするのは自然の理です。

and that’s where the pre-rotation issue starts to kick in.
そこがプレローテーション問題の発端となるところなのです。

Neither of the toe loops performed by Javier and Shoma above was pre-rotated to
the point it should be downgraded,
ハビとショウマの上の(=前出の足元動画)プレロテされたトゥループでもループでもない
どちらでもないモノはダウングレードされて然るべきです

but you can see how, compared to the other 4 guys,
他の4選手と比較してもわかるように
they stay on the ice for a fraction of a second
and somewhere between 45 to 90 degrees of rotation more.
彼らが氷上に居るほんのわずかの間にだいたい45度~90度の回転が見れるでしょう。

 

フリップについて

Here are their 6 flip jumps:

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4Fこれは酷すぎ。 1人だけ全然違う跳び方。同じ4Fのネイサンと比較してもまるで別物。ちゃんと跳んでる選手と同様の基礎点に加えて、ガッツリ加点がつくんだからやってられない。というか仮にも世界初フリップ成功者がコレってありえない。日本スケ連がゴリ押しでフリップを初認定させた結果が現在の惨状。

 

Shoma’s flip technique is the most worrisome.
ショウマのフリップの技術は最も厄介なものです。

Not only does he let the push spread so far out that
he takes off for the jump from the entire edge of his blade,
彼はブレードのエッジ全体からそれを遠くに広げて圧をかけジャンプの
テイクオフをするだけでなく、

he also keeps rotating on that edge for about 45 degrees more,
もうおよそ45度くらいはエッジで回転しています。

which means that his body is completely airborne only when
he’s reached approximately 270 degrees of rotation
from the original point of toe pick.
これは彼がトゥを突く元々のポイントからほぼ270度の回転に達したときにだけ
彼の身体が完全に空中にあることを意味します。

Another thing that makes his flip less ideal compared to the other 5 guys’
他の5人に比べ彼のフリップが理想的でないまた別の問題は
: he begins the in-air rotation with his feet crossed at the knees instead of the ankles.
彼が足首の代わりに膝をクロスさせて空中回転を始めることです。

This affects his angular momentum and is one more reason why
his quad flip is a lot smaller than Nathan’s, and also smaller compared to
his own quad toe (a jump in which he doesn’t have that leg wrap issue).
このことは彼の角運動量に影響し、彼のクワドフリップがネイサンのものよりずっと小さく
また彼自身のクワドトゥループ(※レッグラップの問題点が出ないジャンプ)と比較しても
より小さくなってしまうもう一つの理由です。

※レッグラップ=前出の「足首の代わりに膝をクロスさせる空中回転」のこと

 

ルッツについて

Lastly, we will look at their Lutzes.

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踏み切る前はいかにもアウトに乗ってるように見せかけて踏み切り時にINになる。思い切りインエッジだがeつかないんだもんね。きちんと跳んでいる人のエッジの傾きはエグい。羽生ボーヤンネイサンのルッツはいい具合にアウトエッジ。

 

Javier and Shoma, unfortunately, don’t really have a Lutz.
Their Lutzes are taken off from a flat edge at the best of times.
ハビとショウマは残念ながら実際にはルッツを持っていません。
彼らのルッツはベストの状態のときでさえフラットなのです。

Shoma, on the other hand, does enter the Lutz on an outside lobe,
一方ショウマはアウトサイド部分でルッツ動作に入るものの

but instead of deepening his edge going further in as what Yuzu/Boyang/Nathan do,
he transitions his edge from outside to flat to inside before he takes off.
ゆづ/ボーヤン/ネイサンらの様に更に(アウトサイドの)エッジを深めて行くことをする
替わりに、彼はテイクオフ前にアウトサイド→フラット→インサイドへと徐々にエッジを
移行させます。

Furthermore, both Javier and Shoma tend to rotate their upper body before they pick.
As a result,their right shoulder and arm are twisted out of alignment with their hip
before they leave the ice.
また更に、ハビとショウマは二人ともピックする(=トゥを突く動作)以前に
上体を回転させる傾向があります。
その結果、彼らの右肩と右腕は腰と一直線にならずに離氷前にずれて捩れることになります。

Besides increasing pre-rotation, this misalignment means that
they need more time to bring their body into a tight air position
(especially in Shoma’s case, since he has the same leg wrap trouble as with the flip)
and makes it very challenging for them to get to a good height on the jump.
プレローテーションを増やす他に、この不整列(上体と腰のズレ)は
彼らに空中でのきつい体勢をもたらしより多くの滞空時間が必要になることを意味し、
またジャンプにおいて適切な高さを確保することをとても困難なものにしている。
(特にショウマのケースでは、フリップと同様に同じ足に※レッグラップの問題も抱える)

※()内「レッグラップの問題」はフリップの項目に

 

海外スケオタは辛辣な意見を述べているが、日本でもずっと長い間フィギュアを見てきた人は特に宇野選手のジャンプの欠陥に気づいており、採点に不信感を抱いている。それだけでなく報道に関しても不快に思っている人が多い。

これほどまでに問題があるジャンプを跳んでいる宇野選手は、当然減点されるべきだが現実は加点されている。それは異常だということが他選手との足元比較でよくわかるだろう。

きちんと跳んでいる選手と同様の基礎点、あろうことかさらに加点も得ている。それによって、これまで数々の試合で演技にまったく見合わない点数を得て、本来別の選手に渡るべきメダルを獲得しているわけだ。

とても許し難い状況。

五輪でもこの異常な爆盛り採点は行われるのか。平昌では100台のカメラがあらゆる方向から映し出す。不可解なジャンプに点数を盛ってISUは世界中のスケオタを敵に回すのか正しい採点をするのか、注目している。

 

宇野式ジャンプは平昌新技術の前に生き残れるのか?タイムスライス採用

 

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