背中の膿の原因は?できものの臭いや痛みのある腫れ物が気になる
背中は自分で見ることができないところですから、背中のできものがあることを、人に言われて初めて気が付いたという人も多いと思います。
小さくてすぐに消えてなくなるものから、とても大きくなってしまい膿が出てくるものもあります。
膿がとても臭いできものができてしまったという経験をされた人もいると思います。見た目も恥ずかしいですし、臭いがあるものはとても嫌なものです。
なぜ背中には、できものができてしまうのでしょうか?
小さくてすぐに治るものと、腫れて肌の色まで変色するほど膿が溜まってしまうものとありますが、原因は同じなのでしょうか?あなたは酷くなってしまうできものを、どういう対処をしますか?
ここでは、できものができてしまった時の対処法を紹介していきます。
・背中にできる膿は1つではない?原因は?
・できものが臭い場合の原因と治療法は?
・できものが腫れて痛い場合の原因は?
・病院へいくべきものと、自分で治せるもの
・治療方法
目次
背中のできものは1つではない?
いつの間にかできてしまう背中のできものですが、実は6種類もあるのです。
背中のニキビ
粉瘤
表皮のう腫
アテローマ
アテローム
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
よくあるものは背中のニキビです。背中は顔の次にニキビができやすく、顔と違うところは顔よりも酷くなりやすく膿が溜まり大きくなるのです。
また、粉瘤、表皮のう腫、アテローマ、アテロームというものがあります。
この種類は顔や背中によくできる良性の腫瘍なのですが、よく脂肪の塊と思われていることが多いできものなのです。
気が付いたら消えていたということが多いですが、炎症が起こると感染性粉瘤や炎症性粉瘤になってしまいます。
粉瘤が頻繁にできる人は、生まれつきの体質なのです。粉瘤は脇の下や、耳たぶ、お尻にもできやすいものなのですが、あなたは心当たりはありませんか?
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)というものは皮膚疾患の一つで、おしりやふともも、二の腕にもぶつぶつできるものです。
背中の膿の原因は?
背中ニキビ
寝不足やストレスが原因と言われています。
交感神経が緊張したりしたときに男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうため、ホルモンのバランス
が乱れてしまいニキビができてしまうのです。
男性ホルモンは角栓の発生を促す働きもあるため、皮膚が詰まってしまい炎症を起こしてしまいます。
アラセチア菌が入ってしまうと赤ニキビになってしまいます。
粉瘤
粉瘤は皮膚という袋の中に、角質が古くなった塊が溜まってしまうものなのです。これは、突発的にできる人と、生まれつきできやすい体質の人がいます。
毛孔性苔癬
しっかりとした原因は分かっていないのですが、遺伝要素が強いと思われているそうです。
基本的には若いうちに自然になるのですが、40代を越えても治らないという人も増えてきているようです。
できものが臭い場合の原因と治療法は?
できものが臭い!ということがありますよね。これって大丈夫?と思われた人もいると思います。
できものが臭い場合、粉瘤だと思われます。
粉瘤はヘソという黒い穴があり、そこから菌が入ってしまうと炎症を起こしてしまいます。すると内部で嫌気細菌のプロプリオバクテリウムが繁殖してしまいます。
繁殖してしまうと、ヘソから膿がでるときに悪臭がするのです。
しぼるとヘソから膿が出てくるため、見つけると絞りだそうとしてしまう人もいますが、逆に菌を入れてしまう原因になるのでやめておきましょう。
もし背中に黒いヘソがあるできものができてしまったら、病院へ行ってください。
軽いうちならば抗生物質の服用で治る場合もあります。膿が溜まってしまっている場合は抗生物質で小さくしてから、15分程度の簡単な手術で膿を取り除いて貰えます。
できものが腫れて痛い原因は?
できものが腫れて痛い場合は、背中ニキビか粉瘤の可能性が高いのです。
背中ニキビも酷くなると大きくなってしまう場合もあります。炎症を起こすと赤ニキビに変化してしまいます。
粉瘤は治ったと思っても、また酷くなることもあるので気を付けてください。
病院へいくべきできものと、自分で治せるできもの
病院へ行った方が良いものは粉瘤です。多くの人が脂肪の塊だと思い「治るから大丈夫」と放置してしまいがちですが、粉瘤は良性の腫瘍なのです。最悪の場合は皮膚癌になる恐れもあるのです。
粉瘤の場合は病院で正しく処置してもらいましょう。
背中ニキビとの大きな違いは、黒いヘソと呼ばれる小さな穴があるかで分かります。
どちらも酷くなると赤みが出る症状などパッと見る限りはよく似ているのですが、できものに黒ずんだ穴のようなものがある場合は粉瘤だと思ってください。
どちらかよく分からないと、心配な人は背中ニキビの場合でも薬を処方してもらうなど治療をしてもらえるので、病院へ行くことをおススメします。
治療方法
背中ニキビは基本的には顔のニキビと同じです。ただ背中は顔よりも酷くなりやすいため、早めにニキビケアをするか病院でニキビの治療をしてもらうのも良いと思います。
粉瘤の治療方法は抗生物質を処方してから、簡単な手術で中の膿を取り除きます。
手術時間は15分から30分くらいです。
生まれつき、できものができやすい体質の人もいるのですが、素人だと見分けがつきませんので、おかしいと思ったらすぐに病院で相談してみてください。
まとめ
今まで背中にできるできものを油の塊だと思っていませんでしたか?
粉瘤の可能性がとても高いのです。酷くなって悪臭がしたという経験をされた人も多いのではないでしょうか?時間がかかるけど治ったから大丈夫と思っていますよね。
粉瘤は何度でも色々な場所にできるのです。粉瘤は良性の腫瘍ですから、最悪の場合癌になってしまう恐れもあることを忘れてはいけません。
背中のできものは1種類ではありません。もし背中にできものができてしまい、そこに黒い穴のようなものがある場合は粉瘤と呼ばれる良性の腫瘍ですので小さくても病院へいくようにしましょう。
コメント