毎年、熱中症の発症率が高まり、病院に搬送される人の数も増加しています。熱中症は、誰もがなる可能性があり、命を失う危険性もありますよね。
自分や身近な人が熱中症になった際に困らないように、熱中症による頭痛や寒気への対処法を知っておきましょう。
また、熱中症を発症した際の食事やお風呂はどうするべきか、というお悩みもあると思いますので合わせてご紹介します。さらに、熱中症になったら病院に行くのはどのような症状がでた時かも合わせて調べましたのでぜひ参考にしてください。
頭痛の場合の対処法
熱中症になったら、頭痛を覚えるのが初期症状です。頭痛を放置したままにしておくと、痙攣や意識障害を起こす場合があります。とにかく、頭痛を感じたら早急に処理をしましょう。主な対処法は以下のとおりです。
・涼しい場所に移す。
・氷や濡れタオルで額、首筋、脇の下などを冷やす。
・水分補給。
熱中症を発症した人を涼しい場所に移した上で、服をゆるめ風通しをよくし、濡れタオルなどを利用して体温を下げるようにします。その際には、こまめな水分補給を行います。
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寒気の場合の対処法
熱中症になったら脱水症状のため上手く体温調節ができなくなります。そのため、寒気を感じることがあります。熱中症の寒気対策は以下です。
・涼しい場所に移す。
・衣服を緩め、風通しを良くする。
・血液が脳に回るように、足を高くし寝かせる。
・水分補給。ゆっくりと飲ませる。
・首回りを冷やす。
・寒気を感じても体をあたためない!
注意点は、寒気を感じているからといって体を温めようとしないことです。寒気を感じていたとしても熱中症になったら、体温を下げることが一番な対処法です。
食事は何を食べたらいいの?
熱中症になったら食欲はなくなります。無理して食べるよりも、体調が戻り「食べたい」と思えるようになるまではスポーツドリンクやゼリーなどをとるようにしましょう。通常のような食欲が戻った際には、以下の食品を心がけて摂取してください。
・ミネラル メロン、スイカ
・カルウム 豆類、野菜類
・ビタミンB1 豚肉、ウナギなど
熱中症からの体力回復を心がけると共に、熱中症になり難い体づくりをこころがけましょう。
熱中症になったらお風呂は入っていいの?
通常の体調の際でも、お風呂に入ることで体内の水分が奪われます。熱中症を発症している際の入浴は、熱中症で奪われた水分体からさらに体内の水分を奪うことになり症状を悪化させることになります。熱中症発症時は、入浴は避けたほうが良いでしょう。
また、水風呂などに入り急激に体温を下げようとすることは、かえって症状を悪化させることがありますので絶対にしないでください。
病院に行くべき症状とは?
熱中症の対処ガイドラインとして熱中症を、1~3度の症状に分類されています。1度は、たちくらみ、こむら返りなどの症状。2度の症状として、頭痛、嘔吐、虚脱感、集中力の低下が現れる。3度は、意識障害と痙攣で重症と区分されています。意識や反応がない場合は、救急車を呼び病院に搬送してもうらうべきです。
熱中症の症状が見られた際に、ガイドラインでは1度ぐらいだからと安易な自己判断で済ませるのではなく、「変だ!」と思うのであれば即時に病院に行き処置をしてもらいましょう。
熱中症対策の水分補給におすすめ!
・塩分を含んだもの
・スポーツドリンク
・経口補水液(水1ℓ、砂糖40g、塩3g)
これらの摂取が熱中症対策として有効です。
※利尿作用のあるカフェインを含んだ飲み物は避けるべきです。利尿作用のあるものを摂取することで、体内の水分がさらに失われる結果になりますので熱中症になったらカフェインを含んだ飲み物は避けましょう。
まとめ
熱中症になった際の対処方法は以下のとおりです。
・涼しい場所で、足を高い位置にして寝かせる。
・塩分を含んだ水分補給をおこなう。
・体を濡れタオルなどで冷やす。
・食事は食欲が戻ってからする。
・入浴はダメ!
・安易な自己判断ではなく、病院に行く!
一番大切なことは、軽い熱中症だと判断し症状が悪化させることがないようにすることです。くれぐれも安易な自己診断を行わずに、病院に行き適切な処置してもらってください。
熱中症の症状!頭痛や寒気の応急処置をせず放っておくと危険!
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