出典:http://www.a-engineers.com/entry3.html
あなたは「粉吹き肌」と聞いて、何を思い浮かべますか?多くの人は、冬に肌が乾燥してお化粧ノリが悪くなっている状態、なんて答えるのではないでしょうか。
しかし、もはや粉吹き肌は冬だけの問題ではありません。人によっては年がら年中なのです。
粉吹き肌になるには原因があります。病状や改善方法をここで学んでいってくださいね。
粉吹き肌を治したい!粉ふき肌の原因は?
粉吹き肌の原因には体調からの内的要因と周りの環境からの外的要因に分けられます。
○内的要因
栄養不足
体内の血行が悪くなると、細胞が弱り乾燥しやすい弱い肌に陥ってしまいます。
また、血行が悪くなると体内に酸素や栄養が届きにくくなります。その結果細胞が弱り乾燥肌になりやすい体質になってしまいます。冬は手足など末端で露出しやすい冷えがちになりますよね。そういう時には余計に血行が悪くなり、細胞が弱りやすくなり、機能は低下します。結果皮膚のバリア機能が低下し、保湿効果が薄れ乾燥肌になりやすい体質になってしますのです。
新しい肌は肌の一番下から生まれ、次に生まれた新しい皮膚細胞により、肌表面に押し上げられてきます。この繰り返しにより最初の肌は垢となり、剥がれ落ちていきます。この一連の新陳代謝を一般的にはターンオーバーと呼ばれていますが、偏った食生活や栄養不足は新たに生まれてくる細胞の栄養不足に影響します。その結果、肌の角質層が正常な働きができなくなります
老化
身体の新陳代謝はやはり年齢によるところもあります。年齢が高齢になるほど新陳代謝は低下し、肌の潤いを保つための天然保湿成分、角質細胞脂質、皮膚膜、肌細胞の生成などが減少して乾燥しやすい肌になってしまいます。
○外的要因
洗いすぎ
あなたはお風呂で肌をゴシゴシ洗いすぎではありませんか?硬いタオルなどでゴシゴシと体を強く洗うと必要以上に肌の表面の角質層をこすりとってしまいその結果保湿のためのバリア機能は果たせなくなります。
また、肌を乾燥や菌から守るために弱酸性の皮脂成分で追われています。市販の石鹸にはアルカリ性のものもありこの弱酸性のバリア機能まで洗い流してしまうかも知れません。使う石鹸は自分の体に合う、肌にも優しいものを使うことをオススメします。
過度の暖房、冷房
エアコンは部屋内を急速に涼しく空いたり暖かくしたりと大変便利な道具ではありますが、同時に部屋内を乾燥させてしまいます。冬場など元々乾燥しやすい環境な上にエアコンの乾燥がふくまれるととても乾燥しやすい状況になってしまいます。
乾燥肌が引き起こす症状
出典:https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/dialysis/basicinformation11.html
皮膚掻痒症
肌に痒みを感じるというのが皮膚掻痒症です。皮膚の乾燥よりちょっとした刺激にも敏感になりすぐ痒くなる症状があります。また、低温、高温で症状は悪化し、お風呂や睡眠時に体温が上昇すると、それが刺激となりかゆみのトリガーとなります。
乾皮症
皮膚掻痒症がさらに悪化するとウロコ状やひび割れ状態になることがあります。これを乾皮症といい、症状は皮脂、汗の分泌が低下し皮膚膜の量が減少します。皮膚は乾燥しカサカサと粉を吹いたような状態になり、これもまたさらに症状が悪化するとひび割れやウロコ状の皮膚の変質が見られます。また、少しの刺激で痛みや痒みを生じることになり、掻いてしまうとさらに悪化してしまい、悪循環に陥ります。低温低湿で症状は悪化することがあります。
アトピー性皮膚炎
アトピーとは「不思議な病気」という意味もあり、原因や発生状況が不明なことが多く先天性の過敏症状の一種です。アトピー体質の人はそれに加えいろいろな刺激が加わり、激しい痒みを伴う慢性の皮膚疾患です。この症状も肌表面の皮脂膜が減少し、細菌に対しての抵抗力が弱まり、外部の刺激に対して非常に過敏に反応してしまうのが特徴です。
顔の血色が悪くなったり、赤い斑点が出てきたりすることもあり、慢性化すると肌もザラザラとしたような様態になります。体全体に赤みがかかり皮膚表面がはがれ落ちることもあります。
掻きすぎると皮膚がジュクジュクいたような痛々しい状態にまでなるので掻きすぎないように注意した方がいいかもしれません。
粉ふき肌を治す改善対策方法
粉吹き肌というもの肌の表面の角質層の剥がれ落ちたもののことを言います。通常は角質がアリア機能を果たし保湿を行ってくれていますが、乾燥や温度で細胞の機能が低下すると正常なバリア機能が果たされなくなり角質が剥がれてきます。
対策として挙げられるのは
保湿です。
肌が乾燥しているときや冬の寒い時には保湿クリームなどのスキンケアをこまめにすることに気をつけてみるといいかもしれません。
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薬品・化粧品
使う化粧品や薬品は尿素、ヘパリン類似物質やワセリンなど肌の水分保持や角質表面に膜を作る成分が含まれているものをオススメします。
入浴
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また入浴中も体を洗う時には肌の角質もこすりおとさないように優しく洗うことが大切です。洗う時は肌に優しいものを選び優しく洗うようにしましょう。
入浴後に体の水分をよく拭き取らないでいると水分の蒸発の時に熱も奪われて体が冷え角質の水分も失われます。ですから入浴後はすぐに保湿を行い、しっかりと乾燥を防ぎましょう。
食生活
出典:https://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cb/hpc/Article-20-432.html
食生活に気をつけて体の内側から対策するのも重要になります。
細胞と細胞の間をつなぐのはタンパク質です。また、生物が生存するにあたって大切な
ビタミン、これらを普段の食生活からしっかりと摂取することも大切です。
特に粉ふき肌など肌の荒れを気にしている人はビタミンCやβカロチンを豊富に含んでいるブロッコリーや菜の花を食べるといいかもしれません。
また、卵に含まれるビオチンは、皮膚科の薬にも用いられている栄養素です。この栄養素には皮膚を健康に保つ成分が含まれています。卵には他にもタンパク質やビタミンAなど豊富な栄養素が含まれています。
このように普段の食生活を改善し、肌荒れしにくい、乾燥しにくい体質を内側から作るのは良い方法だと思います。
クリーム、化粧品を使うときの注意点
出典:http://childskin.biz/archives/453
乾燥肌の人は使う化粧品によっては、しみて痛いことがあります。そんな時は無理してつけるよりは自分の肌に合う化粧水を見つけることが大切です。吹き肌になりがちな乾燥肌の人にとって化粧品には注意が必要です。
肌の以上が治るまでは化粧をとっても薄くすることも重要です。濃い化粧だと、1日の最後に化粧を落とす時に肌の重要な角質や油分まで落としてしまいがちです。メイクを落としやすい化粧品を使いましょう。
最後に洗顔の方法についてですが、洗顔の時のお湯は30〜40℃くらいのぬるま湯にして、乾燥しやすい目元やほほ、口の周りは洗顔料をしっかりとあわ立てて肌に手が当たるか当たらないかぐらいの泡で洗うように洗顔します。すると無駄に肌が痛まなくて済みますよ。
粉吹き肌に使える市販薬や処方される薬は?
出典:http://karadanote.jp/7895
では粉吹き肌にはどんな薬を使ったら良いのかと言いますと、こんな成分を含んだ薬が良いでしょう。
尿素
肌の保湿だけではなく肌の水分や弾力性を保持してくれる効果がある。
ヘパリン類似物質
肌のボロボロの角質を修復してくれる効果がある。
抗ヒスタミン剤
保湿と同時にかゆみを抑える成分が配合されている。
セラミド
敏感肌の人にも優しく、細胞間の水分や油分を保持してくれます。
ビタミンE
血行促進や新陳代謝を高めてくれ、肌の回復機能を高めてくれます。
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