だんだん寒くなり花粉症の季節が始まると、同時に風邪の季節もやってきますよね。そんな時期に心配になることは、花粉症と風邪が同時に発症したらどうしよう?という不安が1つにあると思います。
そもそも風邪とは花粉症って併発するのか?
先に大事なことなのでお伝えします!
花粉症と風邪は併発します!
驚かれた方もいるのではないでしょうか。今年初めて花粉症になったと思っている方、本当に花粉症ですか?今風邪をひいていると思っている方、本当に風邪ですか?
もしかして併発している方もいるかもしれません。
そこでここでは、
・花粉症と風邪の見分け方や症状の違い
・もし併発をしたときの対処法
・市販薬や、市販薬を選ぶ際の注意点
以上の内容でお伝えしていきます。
目次
花粉症と風邪の見分け方(症状の違い)
花粉症と風邪は症状がとても似ています。細かく区別してみたので確認してみて下さい。
花粉症(花粉やハウスダストによるアレルギー症状)
・くしゃみがたて続けにでる
・透明でサラサラした鼻水がでる
・目のかゆみ
・のどが痛む、かゆくなる(アレルギー性鼻炎の影響で口呼吸になることで、のどが乾燥し症状がでる)
・症状が長期継続
風邪(ウイルスによる症状)
・くしゃみがでる(回数は少ない)
・咳が出る
・粘り気のある濁った色のした鼻水がでる
・寒気
・発熱
・つばを飲み込むだけでのどが痛む
・吐き気
・胃痛
・下痢
・治れば症状は良くなる(個人差はありますが大体一週間ほどで症状がなくなります)
特に目のかゆみが出たら、花粉症の可能性が、消化器系の症状が出たら風邪の可能性が大です!花粉症で鼻が詰まり体力が低下し、抵抗力も弱くなり風邪をひきやすくなります。
自己判断の難しい方は、花粉症も風邪も診てくれる耳鼻科へ早めの受診をお勧めします。
花粉症と風邪、併発したときの対処法!
花粉症も風邪も症状が似ているのは、両方とも、異物が侵入してきたことへの防御反応が表れているのです。ですのでまずは安静にして、体力回復とともに免疫力を高める事が大事です。
毎日の食事には、免疫力を高める食材も摂り入れるようにしましょう。
免疫力を高める食材
<免疫細胞を活性化し、免疫力を高める食材>
・ヨーグルト
ヨーグルトはビフィズス菌といった善玉菌が豊富で、善玉菌増加に役立ちます。
・納豆
納豆に含まれる納豆菌が善玉菌を増やし、ナットーキナーゼは抗菌作用と免疫力を高める作用に役立ちます。
・玉ねぎ、にんにく、バナナなど
オリゴ糖を豊富に含みます。
<活性酸素を取り除く、抗酸化食材>
・ビタミンA(βカロテン)
ニンジン、ホウレンソウ、コマツナ、ニラ
・ビタミンC
レモン、キウイ、水菜、ブロッコリー、キャベツ、ジャガイモ、カブ、ダイコン、レンコン
・ビタミンE
アーモンド、モロヘイヤ、アボカド、カボチャ、卵、植物油、抹茶
・亜鉛・セレンを含む食材
牡蛎、豚レバー、ゴマ、しらす干し、豆類、アサリ、昆布・ワカメ
薬局でも買える薬はこれ!
花粉症か風邪かよくわからない、おかしいなと思ったら、早めに病院へ行き診察を受けましょう。しかし忙しすぎる現代。『今は病院に行っている暇がない!』という方もいると思います。
そこで併発した時に飲む薬の注意点や、併発した時に飲める幾つかの市販の薬をご紹介したいと思います。
※紹介する薬以外は何も飲んでいない前提での紹介になります。
市販で売っている併発した時に飲むと良い薬は、風邪薬でも「抗ヒスタミン効果」成分が含まれているものであれば、花粉症にも効果が期待できます。
これに該当する市販の風邪薬の例は以下のようなものです。
これらの市販風邪薬には、クレマスチンフマル酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩のどれかが含まれており、抗ヒスタミン作用があるものです。
市販の薬を買う際の注意点!副作用が起きる恐れも?!
花粉症の方はすでに何らかの薬を服用している方も多いのではないでしょうか?確認してみて下さい。下記のような成分を含んでいる可能性があります。
・抗ヒスタミン・・・くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどを抑えます。
・抗ロイコトリエン・・・鼻粘膜の腫れを引き起こすロイコトリエンが出されることを
抑えてくれます。
・ステロイド・・・特につらいときにのみ使用
風邪薬にも同じ成分が含まれている可能性があります。花粉症の薬と、風邪の薬を同時に摂取すると同じ成分の薬を同時に摂取してしまう危険性があります!
つまり、同じ薬を2倍過剰摂取したことになってしまうわけです。そうなると、副作用がでる可能性が高くなりとても危険です。
重篤な副作用としては、血小板減少、緑内障、尿閉塞などがありえます。
ですので、風邪と花粉症の症状が出た場合は、どちらかひどい症状の方だけひとつを選んで服用するようにしてください。一般的には先に風邪を治してしまった方がよいという判断をすることが多いです。
まとめ
以上、花粉症と風邪が併発したときの場合についての対策について、参考にして頂ければと思います。
私の友達が併発したことがあり看病したことがあるのですが、花粉症だけでも、風邪だけでも辛いのに同時進行になったら『鼻水・鼻詰まり・咳・目のかゆみ・のどの痛み・・・』など、もう看ているのが苦しい位辛そうでした。
そうならない為にもまずは『うがい・手洗い・マスク・加湿器を付ける』など、予防に努めましょう。万が一併発してしまった方は、このページを参考に早く治るようしっかりと対処して下さい。
おかしいなと思ったら、早めに耳鼻科などを受診しましょう。
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