布団干しの時間帯は?干し方や収納法を紹介
布団で寝心地って全然違うものです。あなたは「ホテルや旅館の布団は気持ちがよい!」と思ったことはありませんか?ホテルや旅館の布団はどんな干し方でふかふかにしているのでしょう。高級布団に何か特別な布団干しをしているのか気になりますよね。
旅館は、普通の麺の布団が使われている所が多いようです。最近では羽毛や羊毛の布団も増えてきているようですが、たしかにたくさんの布団を全部高級布団というわけにはいかないですよね。
ただ効果的な干し方をしているそうです。季節に合わせて効果的な干し方、干し時間があるとのことでした。
もし毎日の疲れをとってくれる布団が、ホテルのような、ふかふかでさらっとした気持ちがよい布団に寝ることができたとしたら幸せですよね!
しかし意外に効果的な布団の干し方って知らないものです。布団と言っても綿の素材の布団から羊毛布団・羽毛布団と種類も増えてきています。若い人は安くて軽いポリエステル素材の布団を使っている人が増えてきています。
実際私も最近ではポリエステルにしました。収納しやすいのと値段で選びました。冬は羽毛布団を使っています!冷え性の私なので軽くて暖かい羽毛は手放せません。
しかし、まったく違う素材の布団が同じ干し方や干し時間、収納方法で良いわけがありませんよね。そこで季節や種類によって違う効果的な干し方、時間帯、収納法をご紹介します。
目次
布団干しの効果とは?
布団が臭ったりべとべとしていると気持ちが悪いですよね。ふかふかのお日様の香りのする布団に寝ると気持ちがよく眠れるものです。
健康のためにも、「家の布団は清潔感があって気持ちが良いから安心して眠れる!」というのが理想です。効果的な布団干しをすれば大丈夫です!
あなたは何のために布団を干しますか?布団を干す目的は一番に乾燥させるためといわれていますが、布団を乾燥させる効果は以下のようなものです。
・布団をふっくらさせる
・臭い防止になる
・殺菌される
・ダニ対策
布団干しというと、よく晴れた日に干すイメージですよね。天日干し殺菌には効果的ですが、実際は表面にしか効果はありませんので、両面干すようにしましょう。(こちらは後で詳しく解説します)
布団干しで叩くのは効果なし!
よく布団を干した時に布団を叩く人がいると思います。ホコリやダニを落とすためについ叩いてしまうと思いますが、実はあまり効果は無く、布団の寿命を短くしてしまうのです。
布団叩きの影響とホコリ対策
・綿の布団の場合、外綿も傷めてしまいますが、中綿まで傷めてしまう
・羽毛.羊毛布団の場合は、叩いて出てくるのがホコリだと思っていたら、実際は中身が壊れてしまって粉々になって出てきている
こんな状況なのです。
ホコリは掃除機で吸い取るのが一番良いです。最近では買った時にセットでついてくるものもありますし、量販店や百円均一でも布団掃除用のものが売られているので便利ですよ。
取り込む際に布団についたゴミなどが気になった時には、下に軽く払い落とすようにしてください。
理想的な布団干し時間は?夏と冬の干す時間は違う!
布団干しというとベランダか庭での天日干しが一般的ですよね。あなたも天気の良い日に家中の布団をまとめて干していませんか?
ご家族で同じ布団を使っていれば良いですが、素材が違う布団を使われているとき同じ干し方、同じ干し時間ではよくないですよね。そして気になるのが季節で、太陽の出る時間や日差しの強さがちがいます。
布団の寿命は10年、羽毛.羊毛は布団がへたれてきてしまったとき、しなしなしてきたときが寿命といわれています。
天日干しは殺菌には効果がありますが、表面しか効果はありません。裏返して両面干すようにしましょう。時間としては1時間干したら、裏返してまた1時間ほすのが良いといわれています。
長く干しすぎるとばさばさになってしまうそうです。それぞれの素材の正しい干し時間で、できるだけ布団を長持ちさせてあげたいですね。
綿布団の干し方
冬は日差しが弱いので、午前から午後にかけて長時間干しても、あまり問題はありません。
夏の日差しはとても強いため、片面分でも十分に効果があるといわれています。日差しの強い正午は短時間でも布団を傷めてしまうので、夏は午前中に干すのが理想的な時間帯だといわれています。片面1時間から長くても2時間で十分です。
羽毛布団の干し方
天日干しではなく風通しの良い日陰に干してください。あまり干しすぎは良くないので時々で大丈夫です。干さなくても風通しの良いところに置いておくだけでも良いです。天日干しで殺菌する場合は2.3週間に一回程度干してください。
干す時間は冬は長時間でも大丈夫ですが、夏は羽毛を傷めないように午前中に片面1時間ずつ干すのが理想的な布団干しの時間帯と言われています。
羽毛はとても弱いので特に気を付けてください。叩くことは絶対にしないでくださいね。
羊毛布団の干し方
羊毛布団も天日干しはさけ、風通しの良い日陰に干してください。風通しの良いところに置くだけでも良いです。羊毛も羽毛布団と同じ動物の毛なので基本的に同じ干し方干し時間と考えて大丈夫です。
布団を干して出かけなくてはいけないなど、心配な場合は市販の(黒い布団干し袋)を利用すると良いです。
理想的な布団の収納法
季節が変わると掛布団も変えなければなりませんよね。お客さん用の布団もしまっておかなくてはなりません。
しかし最近は収納が少ない家が増えています。特にクローゼットのみで押入れがない家が多いようです。私のまわりでも収納スペースの問題や収納法に悩んでいる人が多いです。
- マネしたい収納法
- 収納に気をつけること
- 押入れの布団収納法
マネしたい収納法
・布団用圧縮袋は本当に便利です。板のように圧縮してくれるので、重ねてもたくさん収納できますが狭いクローゼットの場合でも立てかけておくことができます。
・羽毛布団や、毛布、夏掛けなどは軽いため、くるくる巻いてひもで縛り、上の空いたスペースに突っ張り棒を2本取り付けてのせておくことができます。
・くるくる巻いた軽めの布団は立てかけておいても場所をとらず、たくさん収納できます。
収納に気を付けること
収納はとにかく湿気に気を付けてください。カビてしまったら洗ってもとれません。除湿剤は必ず使ってください。ビーズのような玉が無くなり、水が溜まったら交換しましょう。
収納して放置しておくと意外に見逃してしまうのでたまにチェックしどの位のペースで交換時期なのか把握しておくと良いです。
季節によっても交換ペースは変わるので注意してください。それでも虫やカビ防止は完ぺきではありません。できれば1か月に1度くらいは布団を干すようにしましょう。
収納するときは収納場所の8割くらいがベストと言われています。収納する前に必ず布団を干してから収納してください。干してすぐに収納してしまうと熱がこもってしまい、湿気のもとになってしまうので必ず1.2時間さましてから収納するようにしましょう。
押入れの布団収納法
押入れにしまうときには、床や壁にあたらないようにしてください。床にはすのこを置いてからその上に布団を置くことをおススメします。すのこを置くことにより床に直接ふれないのは勿論のこと、布団の下に空気の層ができて湿気を逃してくれるメリットもあるのです。
押入れは湿気が溜まりやすいので、除湿剤は上と下に置いた方が良いです。そしてたまに布団を天日干ししてください。壁にも布やシートを張るなどして直接ふれないように気を付けましょう。
押入れの場合でも圧縮袋を使うことで、収納率も上がりますし湿気対策にもなります。
春の布団干しは花粉とのたたかい!
夏と冬では干す時間帯が一番重要です。
しかし、春は花粉に悩まされている人がとても多いですよね。日本人の約4割の人が花粉症と言われています。花粉症の人からすると春に布団をほすくらいならべとべとのままの方がマシと聞きます。花粉に負けずにふわふわの布団に寝たいですよね。
花粉がつかない布団干しをましょう
市販で売られている黒い布団干し袋にたよりましょう。その場合はなるべく太陽の方向に干す面があたるように干します。布団干し袋に入っていると直接日差しにはあたらないため、こまめに太陽に全面があたるように干してください。
布団干し袋は太陽の熱で内部が高温になるため、ダニ対策には一番効果的です。干す時間は片面1時間から2時間ずつが効果的な布団干しの時間帯です。
布団をとりこむときに一番花粉がつきやすいため気を付けてください。布団干し袋の表面をしっかりはらってから部屋に入れましょう。はらう時に叩いてしまわないように注意しましょう。
花粉は破裂することでとても小さくなり布団の中まで入りこんでしまいます。手かやわらかいブラシでそっと花粉を落とす程度にしましょう。
最近は、布団乾燥機や業者に布団の丸洗いを頼むというてもあります。しかしそれなりのコストがかかってしまうので上記の方法をおススメします。
布団干しや収納法で覚えておきたいこと
・布団をふかふかのまま長持ちさせるには、長く天日干ししすぎない。
・布団の素材で干し方干し時間が違う。
・季節で干す時間が違う。
・布団を叩いてはいけない。
・花粉対策には布団干し袋が良い。
・収納する際には湿気に気を付ける。
・布団圧縮袋が収納にも便利で衛生面にも良い。
布団干しをしたように除菌してくれる機械や乾燥室、布団丸洗いしてくれる業者さんなど便利なものがどんどんふえています。
それを有効活用するのも良いと思います。私の住んでいるところは田舎なので昔から使われている効果的な布団干しをされている人がたくさんいます。除湿剤や臭い防止に墨を使ったりしている家も少なくありません。
最近は便利なものもあるのにと思うこともありますが、経済的にも全然違います。機械にはだせないお日様の香りや、どこか優しい香りがします。布団干しも力仕事で、共働きが当たり前になってきている今なので機械に頼りたくなりますが、休みの日だけで良いんです。
これからも昔からの日本の知恵を途絶えさせないように、私たちも昔ながらの効果的な布団干しをするようにしていきましょう。
コメント