赤ちゃんが下痢のときの見分け方やおすすめの離乳食!
赤ちゃんはまだ内臓が未熟なため、ちょっとのことで下痢になってしまいます。それに赤ちゃんのウンチは元々ゆるゆる。一体どこからが下痢なのか迷ってしまいますよね。
下痢になってもすぐに病院に連れていくべきか、それとも様子を見て家で安静にした方がいいのかも迷いどころです。さらに離乳食をはじめた赤ちゃんだと、下痢が収まるまでは離乳食をやめた方がいいのか、何を食べさせたらいいのか、ママの悩みは尽きませんね。
ここでは、赤ちゃんが下痢かどうかの判断基準、原因、下痢のときにオススメの離乳食や与え方をご紹介していきますので、参考にしてくださいね。
目次
下痢かどうかの見分け方!
そもそも赤ちゃんは母乳やミルク、離乳食などの消化にいいものを食べています。そのため大人よりも柔らかいウンチをします。
ミルクを飲んでいる赤ちゃんより母乳を飲んでいる赤ちゃんの方が柔らかいウンチが出るようなので、一概にこのくらいの硬さという基準はありません。まずは普段から正常なときのウンチを良く観察しておきましょう。
赤ちゃんが下痢しているかどうかを見分けるポイントは3つあります。
普段の便よりも明らかに水っぽい
これは普段の便を覚えていないと判断できません。
判断に困るときは、写真を撮っておきましょう。病院で写真を見せて判断してもらいましょう。
※注意※ 昔は便のついたオムツを病院に持って行ったようですが、ウイルス性の病気などの場合他のお子さんに移してしまう可能性があるので、現物は持っていかないで下さい!
一日の排便回数が5回以上ある
赤ちゃんは元々大人よりウンチの回数が多いです。特に母乳を飲んでいる場合は、消化が早いため、一日1~4回までだったら、あまり気にしなくても大丈夫。5回以上になったら明らかに多いので、下痢を疑って下さい。
普段の便に無い腐敗臭や酸っぱい匂いがする
下痢のときは、母乳やミルク、食べ物が上手く消化されずに出てくるので、普段の便の匂いと違うことがあります。普段と違う腐敗臭や酸っぱい匂いがしたら、風邪や感染症などの可能性があります。
赤ちゃんの下痢の原因
ウイルス、細菌の感染が原因の下痢
風邪、インフルエンザ、食中毒などが原因の下痢です。赤ちゃんの下痢の原因のほとんどがこれです。
食べ物や飲み物が原因の下痢
赤ちゃんはデリケートですから、離乳食をはじめたり、固形のものをあげはじめたときに、腸がびっくりして上手く消化ができず下痢になってしまう場合があります。この場合は、そのうち体が慣れてきますから、あまり気にすることはありません。
その他、いつもより水分や糖分を摂り過ぎたとき、抗生物質を飲んでいるときも下痢になることがあります。
アレルギーが原因の下痢
食物アレルギーが原因の下痢の場合、その食べ物を完全に断たないと下痢は治りません。長期間下痢が治らない場合は一度病院でアレルギー検査をすることをオススメします。病院に行くときに離乳食で食べさせている食材などをメモしておくといいでしょう。
乳糖不耐症が原因の下痢
乳糖不耐症は、下痢などによって腸内の消化酵素が流れ出てしまい、ミルクや牛乳などに含まれる乳糖が分解できず、下痢になってしまうものです。乳糖を含む食品を体調が回復するまで断つと自然に治ります。乳製品を食べさせない、ミルクを無乳糖のものに変えるなどで対策できます。
下痢のときの離乳食はなにが良いの?与え方は?
下痢のときのオススメの離乳食
・リンゴのすりおろし
(リンゴには便を固めてくれるペクチンという成分が入っています)
・いつもより柔らかく煮たおかゆ、うどん
・野菜スープ
(いろいろな野菜をコンソメや出汁でくたくたになるまで煮る。野菜の栄養分はほとんどスープに溶け出しているので、汁だけを飲ませるというものです。小児科の医師に教えてもらいました。)
下痢のときに与えてはいけないもの
・柑橘系の果物やその果汁
・大人用のイオン飲料
・ヨーグルトなどの乳製品や乳酸菌入りの飲料
・糖分を多く含むジュースやお菓子
・繊維質が多いイモ、野菜、海藻
これらは下痢の症状を悪化させてしまう可能性があるので、下痢が落ち着くまでは与えないようにしましょう。
下痢のときの離乳食の与え方
離乳食をはじめている場合は、与えるものや与え方にも気をつけましょう。固形のものを与えていたら、離乳食の段階を少し戻してあげてもいいでしょう。
普段と同じ量を与えてもいいですが、嘔吐を伴っているときや、赤ちゃんが食べるのを嫌がるときは無理に食べさせなくても2~3日ならば、母乳やミルクだけでも大丈夫です。
下痢のときは水分補給にも気をつけましょう。
下痢のときは、脱水症状にならないように水分を多めに摂らせましょう。
白湯、薄めた番茶、赤ちゃん用のイオン飲料、お味噌汁の上澄み、野菜スープなど、スプーンで少しずつこまめに与えましょう。
赤ちゃんの様子をしっかり見てあげて
赤ちゃんはいろいろな要因によって、いつもよりウンチがゆるくなってしまうことがあります。水分を摂り過ぎた、飲み物が冷た過ぎた、お腹が冷えただけでも、一時的にゆるくなります。
普段よりゆるいウンチを一度したからといって下痢とは判断できません。普段から、赤ちゃんのウンチの様子や回数などをよく見て覚えておくことが大切です。
普段より明らかに回数が多い、水っぽい、匂いが違うなど、気になることがあったら、病院を受診しましょう。
下痢のときは赤ちゃんの様子を良く見て、ぐったりしていたり、機嫌が悪かったりしないかも注意してください。消化にいいものと十分な水分補給で赤ちゃんの下痢を早く治してあげましょう。
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