授乳に夜泣き、突然の発熱と子育ての悩みは尽きませんよね。生まれたばかりの時はゆるゆるウンチを1日何回もしていて、おむつかぶれを心配していたのに、今度は突然便秘になったり・・・。
私も、母乳の出が悪かったり、寝かしつけが上手くいかず寝不足になったり、常に色々な悩みを抱えていました。まだ筋力が未発達の赤ちゃん、実は便秘になりやすいのですが、ちょっとした工夫で便秘を解消することができます。
目次
便秘解消にオススメの運動不足解消法
運動による腸への刺激で、排便は促されます。赤ちゃんはまだ筋力が弱く、自分ではあまり動けないため運動不足になりがちです。パパやママが積極的にマッサージや体を動かしてあげましょう。親子のコミュニケーションを深める事にも繋がります。
便秘解消にオススメのマッサージや運動を紹介します。
・「の」の字マッサージ
①赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
②ママから見て時計周りにゆっくりお腹をさすります。
大腸の形に添って大きくさする感じで。滑りが悪い時はベビーローションなどを手につけるとスムーズにできます。おしっこのオムツを替えるタイミングがオススメです。
・おしりのマッサージ
肛門の周りを指で軽く押してあげましょう。
爪が刺さったりしないようにやさしく押しましょう。お風呂上がりの清潔な時にしてあげるといいですね。
・自転車こぎ運動
①赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
②両足を持ちます。(右足は左手、左足は右手で)
③片足ずつ交互に自転車をこぐように曲げて伸ばしてを繰り返します。
・たくさん遊ばせる
はいはいや歩く事が出来るようになったら積極的に一緒に遊んであげましょう。
しかし、運動不足を気にして毎日公園に行くのは大変です。そんな時は少し長めに散歩したり、家の中で音楽に合わせて一緒に踊るだけでも、赤ちゃんは十分楽しんでくれます。
また、運動は便秘解消だけでなく、赤ちゃんの肥満防止にもなります。
オススメの食材・離乳食レシピで便秘解消
離乳食をはじめたら便秘になる赤ちゃんもいるようです。
原因は
・授乳量が減り水分が足りなくウンチが固く出にくくなること。
ミルクや母乳が減った分、赤ちゃんが白湯や麦茶、イオン飲料などを与えましょう。
・消化のいいものを与えるのでウンチになるための繊維質が少ない。
最初はおかゆなどドロドロのものやすりつぶしたものを与えます。そのため、ウンチになるためのカスが少なく溜め込んでしまう場合があります。
月齢別に離乳食のオススメの食材と離乳食レシピを紹介します。
【5~6か月:オススメの食材】
バナナ、さつまいも、りんご、かぼちゃ、ニンジン
上記の食材は、離乳食初期から与えても大丈夫ですし、スーパーで比較的安価に購入できます。特にバナナ、リンゴには果糖が含まれていて便を排泄しやすくしてくれ、便秘解消に効果的!
野菜は柔らかく茹でたものをすりつぶして、そのままでもおかゆに混ぜてもいいです。
【7~8か月:オススメの食材】
キャベツ、玉ねぎ、ツナ缶(水煮)、鶏ささみ、ヨーグルト
オススメはトマトやキャベツ、玉ねぎなどの野菜をコンソメ、だし汁で煮たもの。たんぱく質が取れるようになったらツナやささみを細かくしたものをプラスするだけで栄養バランスが取れます。
このころからヨーグルトが食べられます。バナナやリンゴなどと混ぜるとたんぱく質と食物繊維が一緒にとれ、手軽でオススメです。
【9~10か月:オススメの食材】
ひじき、のり、納豆、レバー
9か月頃からは鉄分不足にも注意です。ホットケーキミックスに刻んだ野菜やヒジキなどを入れてみましょう。
鉄分といえばレバーですよね。でも自分で買ってきて調理は大変。粉末状になったものが売っていますので、それを活用しましょう。
それでもだめなら、綿棒浣腸!
運動や水分、食事に気をつけていても、便秘になってしまうことはあります。自然にウンチを出せない時は、大人が手助けしてあげましょう。
【やり方】
①服を脱がせて、おむつを外す。
(浣腸後、すぐにウンチが出てもいいように何か敷いておきましょう。紙おむつの場合は外したものをそのままおしりの下に敷いておくと片づけが楽です。)
②綿棒にベビーオイル無ければオリーブオイル、ワセリンをつける。
(綿棒は大人用を使って!ベビー綿棒は硬すぎて腸を傷つけるかもしれません)
③肛門に1センチほど入れる
(綿棒の太いところが見えなくなればOK)
④肛門のふちに沿ってゆっくり回す
(綿棒自体を回すのでなく、円を描くイメージで)
⑤ゆっくり綿棒を抜く。
※ 綿棒浣腸をしている最中からモリモリ出る場合もありますが、2~3時間後に出ることもあります。
【綿棒浣腸をするタイミング】
赤ちゃんも大人と一緒で、毎日ウンチがでなくても健康な子もいます。綿棒浣腸をするタイミングですが、丸3日でなかったら4日目にやるママが多いようです。
私も病院でこの位でやるように言われました。これは目安ですから、下記のような状態の時は、もっと早く対処してあげてください。
内臓の病気の危険も?!
また、下記のような症状が出ている場合は内臓の病気の可能性もあります。
・おしっこの量が少ない
・授乳後なのに機嫌が悪い、元気がない
・食欲がない、食べてもすぐに吐いてしまう
・お腹がパンパン
ただの便秘かどうかは1人では判断できない事もありますよね。そんな時はかかりつけの小児科や、下記のようなサービスを利用してみるといいでしょう。
エンゼル110番
小学校入学前までの子供を持つ方を対象にした、育児に関する無料電話相談窓口です。
最後に
赤ちゃんはもともと便秘になりやすいですが、食べ物や運動などちょっとの工夫で解消できる事がほとんどです。赤ちゃんの便秘は多くのお母さんが経験する事なので、自分の母親や周りにいる先輩ママなどに相談してみるのもいいと思います。
ただし、便秘→綿棒浣腸→便秘と何度も繰り返してしまう場合は、早めに医師に相談しましょう。
赤ちゃんの便秘は成長とともに自然に解消されていく事が多いです。あまり深刻に考えず、子供の成長を楽しみながら子育てしていきましょう!
コメント